TOEFLについて~参考書と勉強法~

交換留学にしろ,学位留学にしろTOEFLの要求スコアを取ることが,留学への第一歩となる.TOEFLの大きな特徴として,TOEICとは違い,リーディング,リスニング,スピーキング,ライティングの4つを総合評価される点だ.実はTOEFLにも色々種類があり,TOEFL-IBT,,TOEFL-CBT,TOEFL-PBTなどがあるが,留学等に必要なものはよっぽどTOEFL-IBTである.以下基本的にTOEFL=TOEFL-IBTとして話をすることにする.世に売られているTOEFLの参考書もほとんどがTOEFL-IBTの参考書である.リーディング,リスニング,スピーキング,ライティングそれぞれの配点は30点ずつで,合計120点満点である.学位留学にはどこの大学も100点くらいの点数を要求してくる.要求スコアは同じ大学の中でも,専攻毎に異なるので,専攻のHPで調べるのが鉄則だ.

TOEFLに苦戦する人は多い,理由は,受験英語では主にリーディング,文法の問題が中心だが,TOEFLはあくまで実践的な英語能力を試験するからだろう.英語が好き,得意という方以外は,数か月間それなりに真面目に勉強しないと目標スコアを取得するのは難しいだろう.今回は,帰国子女でもない,生まれも育ちも日本の僕のTOEFL勉強教材と方法を簡単に述べたいと思う.

<公式問題集>

これはTOEFLを運営しているETS公認のオフシャルガイドブックである.付属CDを使い,自分のパソコンで本番さながらに試験を体験することが出来る.本番直前に,この本を使い予行演習をしておくと良い.特にTOEFLは時間配分との戦いになるので,事前に練習して感覚を掴んでおくのは重要である.お値段がやや高いが,買う価値はある.お金が無い場合は,書き込み等は出来ないが大学の図書館や留学室センターで借りることが出来る.

 

<リーディング>

世の中にはたくさんのTOEFL対策本が存在する.しかしリーディングにおいては,この本をお勧めする.理由は3つある.まず,問題の難易度が本番と同じ,または少し難し目であること.他の参考書の場合,難易度が少し簡単に設定してあることが多い印象を受ける.この本で,本番に向けた準備がしっかり出来るはずだ.2つ目に理由は,問題数が20個あり,ボリュームに申し分が無いことだ.試験まで時間がないなら,最初の10問だけ解いておいてもよいと思う.3つ目の理由は,文章を読み上げてくれるCDが入っていること.リーディングで読んだ文章を,リスニングの練習にも使うことが出来る.

僕はこの参考書を何度も解き直し,わからない表現,単語がなくなるまで読み込んだ.CDはWalkmanに入れて通学中に気が向いたら流し聞きにしていた.英語は視覚,聴覚の両方で勉強するのが一番頭に残るように思う.

<リスニング>

リスニング教材の選び方で大切だと思う点は2点,①TOEFLのリスニングパートは6つのセクションに分かれているが,それぞれのセクション毎に分けられた問題が掲載されているか,②付属CDが使いやすいか.例えば,問題毎にCD内のセクションが区切られて録音されているか.悪い参考書だと,CDの1セクション内に問題が10個くらい連続で録音されており,後で自分が聞きたい所を探すのに非常に時間がかかることがある.

以上の事を考えたうえで,僕はこのアルクの問題集を選んだ.この問題集ではやたらメモの書き方について詳しく書いているが,正直本番でメモの書き方を意識している余裕はないのでそこまで気にしなくてよいと思う.僕はこの問題集は,普通に問題量をこなすために使っていた.また本番よりも遅いスピードで録音されているので,僕はWalkmanで1.5倍速にして聞いていた.勉強のコツは,聞き取れないところがなくなるまで,根気強く何度も聞くことだ.リスニングでは,こなした問題量は重要ではなく,一度聞いた文書を次は聞き取れるようになっているかである.だから,参考書の浮気はよろしくない.リスニングの練習として,TOEFL以外にPodcastでBBCニュースを通学中に聞いたりして,とにかく耳を慣らす事を意識した.

 

<スピーキング>

スピーキングが日本人にとって,一番手強いだろう.僕の使っていた参考書はリスニングと同じシリーズのアルクの参考書である.

受験英語しか経験していない人が,いきなり英語しゃべれと言われても無理な話だ..しかしTOEFLに限っては,点数を稼ぐ方法論は存在するように思う.(ただし,海外での実生活ではやはり本当のスピーキング力が必要となる)

一番手っ取り早い方法は,テンプレートを覚えてしまって,それをスラスラ言えるようにしておくことだ.スピーキングも6セクションに分かれており,それぞれ問題形式が決まっている.例えば第1問目のトピックは自分の好きなスポーツ選手について,旅行したい場所についてなどだ.これらのテンプレートは参考書に載っているので,それを暗記してしまえばよい.トピックもある程度固定されているので(好きな動物,旅行,好きな教科etc…)予め色々用意しておけば,ある程度対応できる.第4問目くらいから,まずリスニングをして,その内容を英語で説明するなど高度なスピーキング問題となるが,ある程度英語の型をストックとして覚えていき,自分の言える表現でゆっくりしゃべればよい.勉強のコツは,問題を解く時,きちんと声に出して練習する事,スマホのストップウォッチなどを使って自分の話すスピードを知ることだ.スピーキングセクションでは時間配分が非常に重要となる.

日本人がスピーキングで高得点を出すのは難しいので,ほかのセクションで頑張れば目標点数は十分に取得可能だ.僕はスピーキングの勉強は他の3つのセクションよりも時間は割かず,他のセクション高得点取得を目指した.

<ライティング>

僕はこの参考書を選んだ.僕がこの参考書を選んだ理由は,①テクニックばかり書いてある参考書と違って,演習問題が豊富にある.そして,模範解答も掲載されている.②ライティングの第一問目はリスニング→ライティングなのだが,この参考書にはその演習のためのCDが付属している.

ライティングのコツは,エッセイの書き方の型の通りに書くことだ.まず自分の意見を述べる→それをサポートする理由,具体例→結言で自分の意見をもう一度主張する,といった具合である.エッセイの書き方については参考書に詳しく書いてあるので,僕はこの参考書で勉強した.

ライティングの勉強法としては,模範解答の英語の表現で使えそうなものがあったら,暗記する.またやはりテンプレートは存在するので,使える表現,書き方のパターンは暗記してしまう.また英語のタイピングは,毎日少しでいいので英語の文書を書く練習をして,ブライイドタッチで書けるようにしておくこと.できれば,自分の書いた文章を添削してくれるネイティブの友人がいればよいが,いない場合でも模範解答の表現をしっかり勉強すれば,十分高得点は狙える.

 

<単語張>

TOEFLで単語帳は必要ないと言う人もいる.上記の問題集内でわからない単語があったら,その都度覚えていけばよいというスタンスだ.しかしながら僕は単語張を購入した.理由は,トイレなど隙間時間にもTOEFLの勉強をしたいと思ったとき,単語張をめくるのが一番良いと思ったし,やはりボキャブラリーを増やしておくことはTOEFLに限らず,英語圏で生活していく上で有益なことだと思ったからだ.

僕がこの単語帳を薦める理由は4つある.①まず頻出順に単語が掲載されておりレベルに合わせて勉強しやすい事.A~Zまで単語を羅列しただけの最悪な参考書が存在するが,この単語張は初級レベル,中級レベル,上級レベル,専門用語ときちんと区別されて掲載されており非常に使いやすい.学位留学レベルのTOEFLスコアを狙うなら上級レベルまで暗記したいところだ②発音記号が書いてある.TOEFLはリスニング力が重要となるので,正しい発音で単語を覚えないと力にならない.発音記号の書いていない参考書は論外である.③一つの単語毎に例文が載っている.英単語を和訳と一対で覚えても,その単語をライティングなどで使えるようにならない.例文にも目を通して,その単語がどのように使われるのかも勉強する必要がある.④別売りになるが,この単語張のCDが売っている事.このCDでは例文を読み上げてくれるため,覚えた単語を耳から覚えることもでき,頭に残りやすい.

因みに僕はこの英単語帳はかなりボロボロになるまで使い古してある.おかげでGREにも役立つくらいボキャブラリーは身についたように思う.

また,もう基礎的なTOEFL勉強はもう十分やってきた,とにかく実践演習を積みたい.本番よりも難易度が高い教材で満点近く取得したい人には以下の韓国の教材がおススメだ.僕は,韓国人の友人から借りて使っていたが,なかなか骨のある参考書で良書だったように思う.(もちろん韓国語で書いてあるが,解答は基本英語で書いてあるので問題なく使えた.完全に演習用である.)

以上,僕の使った参考書と勉強法について簡単に述べた.とりあえず,僕は以上の勉強法で米国大学院に出願できるスコアを取ることが出来た.どのセクションについてもいえることだが,参考書の浮気はあまりよくない.一つの参考書を何度も解きなおし,その参考書を本当に自分の物に出来たら,必ず高得点は取ることが出来る.

それぞれのセクション毎に解き方のコツもあると思うので,それについてはまた別の機会にまとめようと思う.

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